数年前までは、マスクは「風邪を引いたときにつけるもの」でしたが、最近では外を出歩く際にマスクをするのが当たり前となってしまいました。
感染症の対策としてマスクをつけるのが一般的になりましたが、喉の乾燥対策としてもマスクは効果を発揮します。
喉の乾燥対策でマスクを濡らす効果
喉が乾燥すると、免疫力が下がります。
免疫力が下がるとウイルスが繁殖しやすくなります。
特に、寝ている間は「ものを飲み込む運動」が行われず、唾液などの分泌量も少なくなるため、起きているときに比べて喉は乾燥しやすく、ウイルスに弱い状態です。
さらに寝ている間はいつのまにか口呼吸になりやすく、それがさらに乾燥を加速させてしまいます。
朝起きた時に喉の乾燥を感じたり、痛みを感じやすいのはこのような理由からきます。
ですので、特に夜寝るときに「濡れマスク」をするのは、喉の乾燥対策としても、風邪などのウイルス対策としても効果的です。
喉の乾燥対策としての濡れマスク
「市販のマスクをつけて寝る」ことでも、何もしないよりは喉を乾燥から守れます。
ですが、せっかくマスクを付けて寝るなら、濡れマスクにしたほうがより効果的です。
日中の感染症対策としてのマスクは「不織布マスク」が効果的ですが、喉の乾燥対策としてのマスクは綿100%のマスクの方が適しています。
濡れマスクの作り方
最近、濡れマスクは市販もされていますが、すでにお持ちのマスクを使って簡単に作ることもできます。
綿100%のマスク(ガーゼマスク)で作る方法
- まず、綿100%のマスク(ガーゼマスク)を水やお湯で濡らします。
- 濡らしたら水滴が垂れないように軽く絞ります。
- マスクの上から1/3くらいを外側に折ります。
- 鼻は外に出して、口だけを覆うように装着します。
あとはこのまま寝るだけです。
マスクの上部を外側に折ることで、装着が安定しやすくなります。
不織布マスクを使う方法
- 使い捨ての不織布マスクを2枚用意します。
- ガーゼ、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどを濡らして絞り、2つのマスクで挟みます。
- そのまま2つのマスクを耳にかけます。
不織布マスク2枚の間に濡れた素材を挟むので、少し息苦しさを感じるかもしれません。
また、マスク2枚を耳にかけるので、耳が痛くなりやすいのが難点です。