お盆っていつからいつまでだっけ?期間とお供え物・風習などについて

お盆はお正月と違ってカレンダーの色が変わらないので、期間を忘れてしまいがちです。

備忘録的に簡単に期間と風習を書いておきます。

お盆って期間はいつからいつまで?

お盆の期間は、8月13日(迎え火=盆の入り)から8月16日(送り火=盆明け)までの4日間とされています。

ただし、お盆は祝日扱いにはならないため、この期間は平日となります。

お盆休みがある企業などはお休みになるかもしれませんが、官公庁や郵便局・銀行などは土日と被らない限りあいています。

お盆ってそもそも何をするの?

お盆には亡くなったご先祖様があちらの世界からこちらの現世に帰ってくると言われます。

そのためご先祖様をお迎えし、供養するのがお盆という風習です。

日本では8世紀ごろには夏に先祖の供養をする風習が確立されていたということですので、明確な起源はわかりませんが、少なくとも奈良時代には今のお盆のような風習があったものと思われます。

お盆の風習は全国的にみられます。

それぞれの地域によって違いもありますが、13日に迎え火でお迎え、14・15日に法要や供養の儀式、16日に送り火でお見送りというのが一般的です。

初盆でお供え物を渡す際は、「線香、生花、果物、お菓子、故人の好物」などが一般的です。

なすときゅうりの不思議な飾り

お盆になると飾られる、なすときゅうりに割り箸をさした不思議な飾り物をご覧になったことがありますか?

精霊馬

こういうやつです。

これは「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれるものです。

ご先祖様をお迎えするために飾られます。

迎えるときは、早く来てもらうために足の速い「馬」に見立てた「きゅうり」を、あの世にお見送りするときは、ゆっくり帰ってもらうため足の遅い「牛」に見立てた「なす」を飾ります。

なぜきゅうりとなすなのかと言えば、旬の美味しいものをお供えするためと言われています。

もともとは馬や牛の形にせずに供えられていたともいわれます。

なお、この精霊馬に使ったきゅうりとなすは食べずに、燃やす・川に流す・塩で清めて捨てるというのが良しとされています。

もったいないかもしれませんが、ご先祖様の霊が乗った乗り物を食べてしまうのは、少々よろしくない感じがするので、あまりしないほうが良さそうです。